※ 画像をクリックすると拡大します。

Eタイプは1948年から13年にわたって作られたジャガーXKシリーズに替わり、ジャガーのスポーツ/GTラインナップを担う車として開発され、1961年にジュネーブショーにて発表された。
それまでCタイプやDタイプのレースでの活躍によりスポーティなイメージが強まっていたジャガーは、そのイメージを利用するため、XKの後継車にXKの名称を用いずレーシングカーとしてのつながりを示す「Eタイプ」という名称を用いた。流麗なデザインと卓越した性能、それでいてライバル車よりも安価な価格でEタイプは大きな人気を博すこととなった。特にアメリカでは大ヒットとなった。

その空力を意識したデザインはマルコム・セイヤーによるものである。
エンジンは当初3.8リッターの直列6気筒DOHCで、後に4.2リッターへと排気量が引き上げられ、最終的にはV12気筒SOHCが搭載された。当初は4速マニュアルトランスミッションのみだったが、途中からは3速オートマチックトランスミッションを選べるようになった。ボディには全モデルを通じてモノコックとチューブラーフレームが併用されていた。

往年は主に最大のマーケットであったアメリカの安全基準を満たすためシリーズ2、シリーズ3へとモデルチェンジを行ったが、当初の美しいデザインは次第にスポイルされていった。


■ エンジン
種類 ガソリン4サイクル
冷却方式 水冷
シリンダー配置 直列
気筒数 6
バルブ形式 DOHC
排気量 (cc) 4235
最高出力 (PS/rpm) 269/5400 (SAE)
最大トルク (mkg/rpm) 39.1/4000 (DIN)
燃料要領 (Ltr.)
63.5

■ 駆動方式
搭載配置 フロント縦置
駆動方式 FR
変速機 OP 4速MT フロア
全幅 (mm) 1650
全高 (mm) 1220
車輌重量 (kg) 1265
乗車定員 (名) 2

■ シャシー
サスペンション (前) 独立ダブルウィッシュボーン
縦置トーションバー
サスペンション (後) 独立アッパー固定
ハーフシャフト
ロワーIアーム
トレーリングアームコイル
ブレーキ (前) ディスクサーボ
ブレーキ (後) ディスクサーボ
タイヤ SP41HR

■ 性能
最高速度 (km/h) 240

■ ボディ
構造 モノコック
ドア数 2
全長 (mm) 4440
全幅 (mm) 1650
全高 (mm) 1220
車輌重量 (kg) 1265
乗車定員 (名) 2